-
ドゥリトル先生のブックカフェ
¥792
【新刊】 著者:賀十つばさ 出版社:幻冬舎 発行年月日:2025年4月10日 初版 【出版社より】 妻の様子がなんだかおかしい。毎週金曜日に仕事と偽って、近所のカフェに通っているのだ。常連客は、不登校の小学生に、定年退職した男性、憧れの日本で暮らす外国人、そして僕!?自分の居場所が見つからないお客たちに、店主は美味しいコーヒーと焼きたてのスコーンと共に、本を処方するが……。心もお腹も満たされるブックカフェ、営業中!
-
たべるたのしみ
¥770
著者:甲斐 みのり 出版社:サンクチュアリ出版 発行年月日:2025年4月23日 初版 【出版社より】 “私にとって食べることは、生きることだ” 永遠に輝き続けるおいしい味の記憶を綴った69の物語 地元パンブームを生み出した人気書『日本全国 地元パン』の著者・甲斐みのりが書籍・新聞等に寄稿した〈食〉にまつわる膨大な随筆から厳選し、大幅加筆して再構成。新たに約3万字64ページの文章を加え、待望の文庫版で発売。天国の父に捧げた新章『銀座で夕方四時』は涙なしでは読めない名文。食をテーマにしながらも、新章が加わったことで向田邦子の名作『父への詫び状』の甲斐みのり版とも言える、父そして家族への愛に満ちた名随筆集が誕生した。 人生最後になにを食べよう。最近ことに考える事柄だ。親しい誰かと話題にすれば間違いなく盛り上がり、好物を並べたてては互いの食いしん坊ぶりに笑いがこぼれる。私にとって食べることは、生きることだ。最後までしっかり意思を持って食べるんだという“人生最後の食” への思いは、生きることへの執着でもあり、誰にも必ず訪れる終わりのときの享受でもある。(「はじめに」より) 目次より(全6章、69編を掲載) ◎おやつの記憶 記憶の中のジャムパン/そよ風のゼリー/心が和らぐ秋の味/甘く優しいみかんゼリー/ロマンチックな甘い粒/特別な日のウェディングケーキ/雲を食むような甘い砂糖菓子/カステラの夢/小花の飾りの角砂糖/虹色のラムネ/おいしいとこいしい/はじめてのおいしい贈りもの/お裾分けだって立派な贈りもの/真剣勝負の贈りもの選び/できたてを届けたくて/カバンの片隅で微笑む赤い頬/ここでしか味わえないおいしさ/おいしいという声が聞きたい/贈りものノート/りんごジュースは父の贈りもの ◎たべるたのしみ チャイ/おいしいものノート/甲斐コーヒー/静岡産の茶箱/思い出の茶缶/ポットの湯気と音/日曜日のパンケーキ/紅茶茶話/善福寺川ピクニック/香りの贈りもの/京都生まれの台所用品 ◎おいしい予感 静岡を味わう/三河屋のはんぺんフライ/庭バーベキュー/甘いアイドル/おいしい予感の原風景/困ったときの玉ねぎ頼み/カルテット/料亭の鯖ずし ◎旅のかけら 最も憧れた東京の街/新年の風物・チンコロ市へ/ホテルオークラ東京で朝食を/東京の台所探訪/民俗学に通じる地元パン学/牛乳パンの謎解きに/求めたその日に味わう贅沢/南蛮文化の名残り味/喉をすべる甘い水泡/奥の細道むすびの地/おみやげは銀座パン ◎甘い架け橋 美穂子さんのこと/最初の手紙/中目黒駅とチーズケーキ/六曜社地下店の奥の席/小包で届いた蛍/なにより手紙で/記憶を残してくれるお菓子/修さんのコーヒーの味/六曜ガール/甘い架け橋 ◎銀座で夕方四時 食は経験/歌舞伎座の俳句/日本酒の味/本郷三丁目界隈、父とともに/父とままやへ/父と蕎麦を手繰る/シンスケ/父はなんでも知っている/父の最後の贈りもの